40代からの女性性の育み方|もう一度、自分を愛するために

40代になって、ふと鏡の中の自分を見つめたとき、
「私、女としてこのままでいいんだろうか」
そんな不安が胸をよぎったことはありませんか?

  • からだのラインが変わってきた
  • 肌のハリがなくなってきた
  • パートナーとの関係がどこか遠くなった気がする
  • もう女性としての旬は過ぎたのかも…

そんなふうに、自分を女性として意識する時間が減っていくことへの、言葉にしづらい寂しさを感じている人も多いのではないでしょうか。

でも、私は多くの女性と話していて思うんです。「40代からが、女性性を育て直せる本当のタイミング」だと。

女性性は“生まれ持ったもの”じゃない。

女性性は、”育てるもの”。

「女としての魅力」「女性性」というと、若さ、見た目、モテること…そんなものを連想しがちです。

でも、女性性って、「こうしなきゃいけない」という枠に当てはめるものじゃない。誰かに認められるためのものでもない。生まれ持ったものですらない、と私は思っています。

むしろ、自分で育てていくもの。年齢を重ねたからこそ深められるもの。

私はセラピストとして、日々女性の方々のボディケアをサポートしていますが、若さや見た目などではなく、きちんと自分の女性性を大事にしている方は、どこか地に足が着いていている感じがあります。

40代からの女性性を育む3つのステップ


①|「自分に触れる」ことを、やめない

  • 肌にオイルを塗る
  • 胸やお腹にそっと手を当てる
  • 香水をつけて深呼吸をする

自分のからだに触れることは、「わたしはここにいるよ」と確認する行為です。

40代からは、忙しさに流されて「女」を忘れてしまいがち。だからこそ意識的に、自分に触れる時間を取り戻して欲しいと思います。


②「快」を自分に許す

  • これをすると心地よい
  • これを食べると満たされる
  • この服を着ると気分が上がる
  • この音楽を聴くと泣ける

そんな小さな“快”の感覚を見つけて、味わうこと
それが、感覚を鈍らせずに「女性であること」を楽しむ土台になります。

「触れられる」ことで、自分の女性性を思い出す

自分で自分に触れることも大切ですが、“誰かに丁寧に触れられる”という体験もまた、女性性を思い出すきっかけになります。

特に、男性セラピストによる施術には、「異性に受け入れられる」「安心して委ねる」という、普段の生活ではなかなか味わえない特別な側面があります。それは決して性的な意味ではなく、“安全なスキンシップ”としてのコミュニケーション。

人の手の温もりやリズムを通して、「わたしの身体は、ちゃんとここにある」

そんな感覚を取り戻していく時間です。

実際に、多くの女性が施術を通して

「久しぶりに女性としての感覚を思い出した」
「自分の身体が愛おしく感じられた」と話してくださいます。

女性性を育むというのは、“誰かに触れられることを許す”ことでもあります。それは、他者とのつながりを通して自分を信じ直すこと。この体験が、内側からのやわらかさや余裕を育ててくれます。


③「女性であること」を語れる人を持つ

40代になると、セックスのこと、パートナーシップのこと、からだの変化のこと…誰にも言えずに抱え込んでしまう話題が増えていきます。

でも、本当は、誰かに話してみるだけで心がふっと軽くなることもあります。

  • コーチやセラピスト
  • 信頼できる友人
  • 女性性をテーマにしたコミュニティ

「私、実はこんなことで悩んでたんだ」
「最近、女性として自信が持てなくて…」
そんな会話を持てるだけで、女性性は自然と育まれていきます。

私は施術を通じて多くの女性と話す中で、つい”一人で抱え込んでしまいがちなことをフラットに話せる人”が現代女性には必要だと感じています。


最後に

40代は、これまでの自分を見つめ直し、これからの「私」を選びなおすタイミング。もう終わりじゃない。むしろ、ここからが始まりです。

女性性は、誰かに認めてもらうためのものじゃない。あなたが「私、なんかいいな」って思える感覚を大事にできたとき、それはもう、ちゃんと育っているんです。

「女でいること」を、あきらめなくていい。
これから先の人生も、あなた自身の手で育てていける。

そのための最初の一歩として、
今日、何かひとつだけでも「私の快」を見つけてみてください。