固定観念に縛られない生き方|考え方をアップデートする

私たちは知らないうちに、たくさんの固定観念を身につけて生きています。

それは、これまでに受けてきた教育だったり、親や周囲からの価値観だったり、過去の経験だったり。

「こうあるべき」

「こうしなければならない」

「普通はこうだよね」

そんな言葉を、口にしたことがある人も多いのではないでしょうか。あるいは、言葉にしなくても、心のどこかでそう思っていることもあるかもしれません。

固定観念そのものが悪いわけではありません。

それらは、ある時点では自分を守ってくれたり、迷わずに進むための指針になっていたはずだから。でも同時に、その固定観念に縛られて苦しんでいる人が多いのも事実だと思います。


「当時は正しかった」だけかもしれない

大切なのは、その固定観念が「今の自分」にも本当に合っているかどうか

過去の自分にとっては正しかったことが、今の自分にとっても正解とは限りません。環境も、年齢も、価値観も変わっているのに、考え方だけが昔のまま止まってしまっていると、そこに無理が生まれます。

「ちゃんとしていないといけない」

「仕事は続けるもの」

「簡単に休んではいけない」

もし、そんな言葉が浮かんできたときは、一度立ち止まって、その前提を疑ってみてもいいと思うのです。


固定観念は、常にアップデートしていい

私は、固定観念は一度身につけたら一生持ち続けなければいけないものではないと思っています。

むしろ、定期的にアップデートしていくもの。

今の自分にとってしっくりくるか。

今の自分を楽にしてくれるか。

今の自分を縛っていないか。

そんな視点で見直していく。

そのくらいのマインドでいると、イレギュラーな出来事が起きたときにも「そんなこともあるか」と受け止めやすくなります。想定外のことが起きても、固定観念に引っ張られすぎず、ストレスを溜め込みにくくなる気がしています。


だから私は、仕事を置いて海外に行った

40歳手前で、私は完全に仕事を置いて、海外に3ヶ月行きました。

それは、計画的で効率的な選択だったとは言えないかもしれません。

でも、

「仕事を簡単に手放してはいけない」

「ちゃんと積み上げてきたものを止めてはいけない」

そんな固定観念から一度離れてみたかった。

結果として、その選択は私を不安定にするどころか、むしろとても楽にしてくれました。「こうしなければ生きていけない」と思っていたものが、実はそうでもなかったと知れたから。


楽に生きるために、疑ってみる

固定観念を疑うというのは、何もすべてを否定することではありません。

ただ、「本当に今もそれが必要?」と問い直すこと。それだけで、選択肢は少し広がります。人生は、思っている以上に柔軟で、私たちはもう少し自由に選んでいいのだと思います。

固定観念をアップデートしながら生きる。

その方が、きっとずっと楽に、自分らしく生きていける気がしています。