自律神経が乱れると好きだったことができなくなる

私がセラピストになったきっかけとなったのは、私自身に起きた症状がきっかけでした。

私は30歳手前の時、広告代理店に勤めていました。

私は、もともと幼少期から長くサッカーをしていて、「自分こそ健康」。そう自負するほど、自分のからだは健康そのものだと思っていました。

当然、自律神経についてもそれまでは意識することはありませんでした。

ですが、広告代理店でプロデューサー職として忙しく働いていた私は、やがて、想像もしていなかった不調を感じるようになりました。

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仕事は好きなはずなのに、日曜の夜は憂鬱な気持ちに

当時は、朝8時に出社をしてメールの返信をして、9時から夜の12時まで打合せが休みなく続き、12時から朝4時まで打合せを踏まえて資料作成や制作過程の進行管理をしたり、企画を考え資料づくりをしたちといった日々を過ごしていました。

そして、当時は今とは違って、食事は毎食コンビニや外食…

時間がないからという理由で、その選択をしてしまっていました。

そんな生活をしばらくしていた時、ふと自分の心身の不調のようなものを感じました。

食事をしても幸福感を感じなくなった

ある時、仕事の合間にランチをしていた時、

「あれ、食べているのに幸福感を感じない…」

と、感じました。

それまでは仕事の合間の食事の時間が唯一短い時間でも心を休める時間であったはずなのに、食事の時間に空虚感のようなものを感じました。

ついにPCを開けなくなった

空虚感のようなものを感じたものの、それでも次々に降りかかってくる仕事をなんとかこなそうと、仕事をストップすることなく、続けてしまった結果、やらなければならない仕事が山ほどあるはずなのに、ついに日曜日の夜にPCを開くことができなくなってしまいました。

今だからわかる”自律神経のバランスの乱れ”

私はそれまで、仕事が嫌いになったことはありませんでした。

忙しい毎日ながらも仲間と働き、一緒に広告物を制作する楽しみを感じながら仕事を楽しんでやっていました。

でも今ならわかります。

大好きな仕事のはずなのに憂鬱な気持ちになってしまったのは、自律神経のバランスを崩していたからだと。

当時の私は自分自身の「自律神経」に無頓着だったばかりに、危うく充実していた仕事人生をうしないかねないところでした。

自分自身が自律神経のバランスを崩してしまったことで、「自律神経」を整えることの大切さに気づくことができたのです。

今もし原因のわからない不調を抱えているなら…

「カラダがだるい」「頭が痛い」「イライラする」「眠れない」などといった、自分では原因がわからないカラダの不調を感じていたら、
それは「不定愁訴(ふていしゅうそ)」かもしれません。

不定愁訴は、心身のストレス、不規則な生活習慣、ホルモンバランスの乱れなどが要因となり、自律神経のバランスが崩れたときにあらわれることが多いといわれています。

上でお話したように、私自身が経験したものの前兆はまさに「気のせい」「よくあること」などと決めつけてしまっていました。
ぜひ同じような境遇の方や原因のわからない何かしらの不調を抱えている方がいたら、ぜひ今すぐ自律神経ケアをはじめて改善をめざしましょう。

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