人生の主導権を取り戻すための思考と仕組み

2025年5月11日

「こうするしかないよね」
「みんなやってるし、自分だけ違うこともできない」
「選びたくて選んだわけじゃないけど、なんとなくここにいる」

そんなふうに、
“自分で決めているようで、実は選ばされている”人生を、
いつの間にか歩いていないでしょうか。

私自身、かつてはそうでした。

仕事、環境、人間関係──
誰かの期待に応えることばかりを優先して、
気づけば、自分の人生なのに“自分がいなかった”。

そんな経験を経て、今、強く思うのです。

人生は、自分の意思で取り戻せる。
ただし「思考」と「仕組み」が必要だと。

主導権を失うのは、いつも“無自覚”から始まる

人生の主導権を手放してしまうのは、
決して誰かに奪われるからではありません。

たとえば──

こうした積み重ねが、
いつの間にか“人生のハンドル”を他人や社会に明け渡してしまっているのです。

でもそれは、怠けや甘えではありません。
むしろ、真面目にがんばってきた人ほど陥りやすい罠なんです。

主導権を取り戻すには、まず“自分で考えること”が必要です。
ここでいう「考える」は、悩むことではありません。

そんな問いを、ちゃんと自分自身に投げかけてみる。

誰かに相談する前に、
アドバイスを求める前に、
まずは自分の心と対話する時間を取る。

人生を取り戻すための思考は、“誰かの正解”ではなく、“自分の違和感”から生まれます。

ただ、「分かっていても変われない」という人も多い。
それはあなたの意志が弱いわけではなく、
環境と仕組みがそれを許していないからです。

・仕事が忙しすぎて、考える余白がない
・周囲との関係性が変化するのが怖くて動けない
・現状を変えるための体力も気力も残っていない

だからこそ、“仕組み”が必要なのです。

人生の主導権は、思考の整理と、
日々の仕組みの中に“自分のためのスペース”をつくることから、少しずつ戻ってきます。

「自由に生きたい」
「もっと軽やかに選びたい」
「でも怖い、責任を持つのも不安」

そんな葛藤の中で、前に進めないときもあるでしょう。

でも私は思います。

主導権を持つというのは、“すべてを自分で決めて完璧に生きること”ではない。

そうではなくて、
「誰かの期待に応えるため」ではなく、
「自分の気持ちに正直に」選ぶこと。
迷いながらでも、自分の違和感をごまかさず、向き合い続けること。

それが、人生の主導権を取り戻すということなんじゃないかと。

今の社会は、変化が激しくて、正解がない時代です。
でも、だからこそ──

“誰かがつくった正しさ”よりも、
“自分でつくる納得感”を大切にして生きることが、何よりも強く、美しい。

そのためには、思考と仕組みの両輪が必要です。
どちらか片方だけでは続かない。

でも、両方が揃ったとき、人生は確実に動き出します。

あなたの人生に、ちゃんとあなたが立っている感覚。
「これが、私の人生だ」と言える未来のために。

今日から一つ、自分の主導権を取り戻す行動をしてみませんか？