自分の人生の主導権を取り戻すということ|現代女性の生き方

私たちはつい、人の目を気にして生きてしまいがちです。
周りの期待や世間の常識に合わせて、「こうするのが正しいのかな」と考えてしまう。幼い頃に親からの教育や周りの人からかけられた言葉によって、いつからか”他人の人生”を生きてしまっている方も多くいるように感じます。
でも今生きているのは、他の誰でもない“自分の人生”。
だからこそ、その主導権は自分自身が持つべきだと私は思います。
自分の人生を棚卸しする
私自身、新卒で入社した会社はいわゆる大企業といわれる大きな会社でしたが、退職を決意した時に両親からは「大きな会社にせっかく入社したのにもったいない」そんな言葉をかけられました。
でも私の中では、その環境で自分が伸び伸びと仕事ができるとはまったく思わなかったし、正直「この人みたいになりたい」と思ったことは会社に所属していて一度も思うことはありませんでした。
そして、30歳を手前にセラピストになろうと決意して、改めて異業種で新たなスタートを切ろうと思った時にその先の人生を考えました。
「どんな人生を歩みたいのか」
これを一度、しっかりと明確にすることは大切です。
- 自分が大切にしたいことは何か
- どんなライフスタイルを望むのか
- 仕事やキャリアにおいて、何を優先したいのか
こうした価値観を棚卸しして、整理して、そこから人生のデザインへと落とし込む。
それが、自分の歩みたい人生を形にする第一歩になりました。
型がなくなった女性の生き方
昔は「結婚して、子どもを産んで、家庭を守る」というような“型”がありました。
でも現代女性には、その型がありません。結婚も出産も仕事もすべてを自分で選択できる時代。でも自由だからこそ、自分で選び取っていかなくてはならない。
だから多くの人は、SNSなどで理想の生き方を探しているのだと思います。
でもそこにあるのは、誰かが切り取った一瞬の美しいシーン。
それを追いかけるうちに、かえって「自分の人生」が見えなくなってしまうこともあります。
人生はデザインし直せる
人生は一度決めたら終わりではありません。
歩んでいく中で、うまくいかないことや予想外の出来事があって当然です。
大切なのは、そのたびに落ち込んで止まってしまうのではなく、「修正して、再び歩みたい人生に戻っていく」こと。
人生は長いようで短い。
そして、誰のものでもない“あなた自身の人生”です。
誰のものでもない”自分の人生”を謳歌しませんか?
自分の人生の主導権を他人に委ねるのではなく、自分で握り直す。
自分が歩みたい人生をデザインし、必要に応じて修正しながら進んでいく。
それこそが、迷いなく自分の人生を謳歌するための方法だと私は思っています。