フェムケアは、今のからだを知るところから

フェムケアのことをJOURNALで発信していたら、最近こんな声をいただくようになりました。
「ブログ読んだよ」
「膣トレケアのアイテム、買ってみた!」
そして続けて出てくるのが、少し困ったような本音。
「膣トレボール、全然入らなかったんだけど…」
「入れたと思ったら、すぐ落ちてきちゃって」
でも、これって実はとても自然なこと。たとえば「肩こりがつらいからストレッチしてみたけど、からだが硬くて全然伸びなかった!」
そんな経験、ありませんか?
それと同じで、膣まわりのことも“からだの一部としてのコンディション”の話なんです。
膣トレボールが「入らなかった」人へ
膣トレボールがうまく入らない場合、多くは 膣まわりが硬くなっている状態 です。
これは特別なことではなく、緊張が続いていたり、からだが日常的に冷えている、無意識に力が入りやすい。そんな日常の積み重ねで、誰にでも起こります。
まずは「鍛える」よりもゆるめる・ほぐす ことから。オイルを使って、外側からやさしくマッサージをしてあげる。血流を促して、緊張をほどいていく。
膣トレボールを入れるときはジェルを使うのもおすすめです。摩擦を減らすことで、からだも安心しやすくなります。
すぐ「落ちてきてしまう」人へ
一方で、入れたあとにすぐ落ちてきてしまう場合。これは 膣圧がゆるんでいるサイン でもあります。この場合は、膣トレボールを使いながら骨盤底筋を目覚めさせていく フェーズ。いきなり完璧にできなくても大丈夫。「今、どんな感覚かな?」とからだに意識を向けること自体がケアです。
ふわっと温かい「膣環境」をつくる
血が通って、ふわふわで、温かい膣環境になるとホルモンバランスが整いやすくなったり、お腹まわりがじんわり温かくなったり、心までゆるみやすくなる。そんな変化を感じる方も多いです。
手先や足先が冷たい人は、「子宮も冷えているかもしれない」そう思ってあげるくらいでちょうどいい。
フェムケアは「正解を出すもの」じゃない
フェムケアアイテムを使ってみてうまくできなかったり、戸惑ったり。
それは失敗ではなく、自分のからだを知るきっかけ。
このJOURNALでは、そんな実際に使ってみた方の声を紹介しながら「それで大丈夫ですよ」とそっとフォローしていきたいと思っています。
フェムケアは、特別な人のためのものでも頑張るためのものでもなくて、今日のからだに「どう?」と声をかけてあげること。その延長線にあるものだと、私は思っています。
オススメの膣トレボールやジェルはこちらの記事で紹介しています。からだのストレッチやエクササイズを始める。そんな気持ちで、からだの一部としてケアを始めてみてください。


