取り戻せるのは、“時間”じゃなくて“わたし”

子どもが少し手を離れて、日々の忙しさが、ほんのすこしゆるんだある日。ふとした瞬間に、こんな気持ちがよぎることはありませんか?
「私って、これからどう生きていきたいんだろう」
「何がしたいのか、わからない」
「今さら、自分のことを考えても…もう遅いのかも」
そんなふうに、自分の人生について考えはじめた人へ、今日はそっと伝えたいことがあります。
時間は戻せない。
でも、“わたし”は取り戻せる。
歳を重ねるごとに、私たちは多くのものを“背負う”ようになります。家族のこと、子どものこと、パートナーのこと、親のこと。そして、見ないふりをしてきた「自分のこと」。
でも、人生には“取り戻せるもの”があります。それは、自分の輪郭。わたし自身。
やり直す、ではなく、“やり直せる”と思えること。それだけで、人生は少しずつ希望の方へ動き出します。
何をしたいかわからないのは、感覚が眠っているだけ
「やりたいことがわからない」と感じるのは、何も夢や目標がないからではなく、ただ、“感じる余裕”がなくなっていただけかもしれません。
- 喜びを感じる時間
- わくわくする瞬間
- ときめきや、美しさに触れること
それらに触れていない日々が続くと、自分の“好み”や“心地よさ”が少しずつ見えにくくなってしまう。
でも、大丈夫。感覚は、取り戻せます。
自分の声も、ちゃんとまた聞こえるようになります。
最初の一歩は、“感じる”ことを許すこと
何をしたいか、をすぐに見つけなくていいんです。その前に、「何を感じているか」に気づいてあげることからでいい。
- 最近、心が動いたことは?
- 嫌だったこと、モヤモヤしたことは?
- ほっとした時間は?
- 誰といて心地よかった?
- 思い出すと、少し泣きたくなる記憶は?
そんな小さな感情の揺らぎが、眠っていた「わたしらしさ」の種になります。
そして、“誰かと話す”ことも選択肢に
ひとりで考えても堂々巡りになってしまうときは、信頼できる誰かに話してみるのも、立派な一歩。
- コーチやカウンセラーという「人生の伴走者」
- 友達ではない、でも寄り添ってくれる誰か
- 正解をくれなくても、あなたの言葉をまっすぐ受け取ってくれる人
「わたしって、こう感じてたんだ」
「こんなこと、本当はやりたかったんだ」
そんな気づきは、言葉にしたときにはじめて現れることもあります。
最後に
何かを成し遂げなくても、何か大きな夢がなくても、あなたが“わたしを生きる”ことに意識を向けることが、人生の再出発になります。
時間は流れていきます。でも、“わたし”は、今からでも取り戻せる。
今のあなたが立っている場所は、新しい人生の入り口かもしれません。
あなたが、あなたに戻っていくことを、the CLEANESSは心から応援しています。