生理周期は4つの時期から成り立つ
生理がはじまった日から、次の生理が来る前日までの日数を生理周期といいます。
その生理周期は、25〜38日と個人差がありますが、その期間は4つの時期から成り立っています。
月経期:からだは敏感になり、心も沈みがち
卵胞期:心身が安定していて、アクティブに動ける
排卵期:体調を崩しやすく、織物が増える
黄体期:からだも心も不安定で、深いな症状が出やすい
経血を排出して心身をリセットする月経期(1〜6日目)
妊娠に備えて厚みを増した子宮内膜は、受精卵が子宮内に着床しないと、不要なものとして経血が体外に排出されます。これが生理です。
月経期は、約6日と言われていますが、人によっては3〜7日と期間には個人差があります。
月経期のホルモンの変化
- エストロゲンとプロゲステロンは、妊娠をしないとどちらのホルモンも分泌は減少する
- 妊娠した場合は、プロゲステロンの分泌はそのまま出産後も続く
排卵を促すエストロゲン(卵胞ホルモン)と、子宮内膜を厚くして妊娠の準備をしてきたプロゲステロン(黄体ホルモン)は、妊娠をしないとどちらのホルモンも分泌量が減少します。
妊娠した場合には、プロゲステロンの分泌はそのまま出産後まで続きます。
月経期のからだの変化
- 体温が低下し、血行が悪化しがちになる
- 子宮内膜が剥がれ落ちる時の子宮の収縮が下腹部の痛みとなる生理痛を感じる
- 貧血や頭痛、眠気やだるさ、下痢や腰痛などの症状を引き起こす
- 月経期の前半は、黄体期の皮脂分泌の悪さを引きずって、吹き出物などの肌トラブルが起きやすい
- 月経期の後半に向かうにつれて、皮脂分泌量は減少し、今度は乾燥しやすくなる
月経期の心の変化
- 生理が始まる直前はプロゲステロンの影響によって精神的に不安定な状態が続いていることも
- からだと同じように心も敏感になる
- 生理が始まり、エストロゲンの分泌量が増えていくため、気持ちが少しずつ上昇していく
- 月経期の後半は、生理前の黄体期と比べ、安定し始める
心身が安定していてアクティブに動ける卵胞期(7〜12日目)
生理が終わると、次の妊娠のチャンスに備えて、卵巣内にある卵胞で卵子が育ち始めます。生理周期の中では心身ともにトラブルから解放され、もっとも安定する時期。この時期に生活習慣を改善しておくことで、生理前の不調軽減にも役立ちます。
- エストロゲン(卵胞ホルモン):女性らしさを保ち「美のホルモン」
- プロゲステロン(黄体ホルモン);妊娠や出産と深く関わる「母のホルモン」
卵胞期のホルモンの変化
- プロゲステロンの分泌量がほとんど増えない
- エストロゲンは排卵に向けて、分泌量は増えていく。その結果、子宮の中で子宮内膜の細胞が増殖していく
卵胞期のからだの変化
エストロゲンは、肌の保湿に関わるコラーゲンやヒアルロン酸をふやす効果もあるとされています
- エストロゲンの影響で新陳代謝が活発になり、むくみも取れて体が軽くなる(ダイエットに最適な時期)
- 肌のキメが整い、みずみずしさもアップして、髪も綺麗になる
卵胞期の心の変化
自律神経の副交感神経の働きが活発になるため、リラックスしやすくなる
- 精神的に安定する
- チャレンジ精神も湧いてくるようになる
- 物事をポジティブに捉えるようになれる
好不調に個人差があるニュートラル期の排卵期(13〜16日)
生理周期の中で最も妊娠しやすい時期が、排卵日とその前後の数日だといわれています。排卵とは、卵巣内で育っていた卵胞の中から、1番成長した成熟細胞が卵子を放出すること。この卵子は卵管に取り込まれ、受精を待ちます。
排卵期のホルモンの変化
- 卵胞期から増えはじめたエストロゲンは、排卵直前に分泌量がピークに達する
- 排卵直後、今度はプロゲステロンの分泌が増えはじめるようになる
- プロゲステロンは黄体期まで増え続け、妊娠を準備する体制が整う
排卵期のからだの変化
- おりものの量が増える
- 排卵日には、腰回りに排卵痛を感じることがある
- 排卵日を境に体温は緩やかに上昇。
- 排卵以降はプロゲステロンの影響で、肌の皮脂分泌が増していきます。
排卵期の心の変化
排卵によってホルモンバランスが急激に変動することで、気持ちのアップダウンが起こりやすい時期です。
- 気持ちのアップダウンが起こる
- 体調を崩しやすくなる
- 心の変化も個人差が大きくなる
生理前の心身の不調が起こりやすい黄体期(17〜28日)
生理周期を通じて、からだにも心ににもいろいろなものを溜めやすくなるのが黄体期。水分を溜め込むことで体重は増加し、心のモヤモヤを溜め込むことでメンタルが不安定になります。
黄体期のホルモンの変化
卵子が飛び出た後の卵胞は、黄体という組織に変化し、受精卵を待ち受けてプロゲステロンの分泌が盛んになります。特に排卵後、エストロゲンの分泌を上回って、プロゲステロンの分泌量がピークになるため、プロゲステロンの影響を大きく受けます。
- プロゲステロンの分泌が盛んになる(特に排卵後は分泌量はピークに)
- 体重が増える
- むくみやすくなる
- 乳房が張る
- 便秘がちになる
- イライラする
黄体期のからだの変化
プロゲステロンの作用により、体内に水分や脂肪を溜め込み、食欲も盛んになるため、生理周期のなかでももっとも体重が重くなります。
- 血液循環やリンパの流れも滞りがち
- むくみや肩こり、便秘、頭痛などの不調がではじめることも
- 皮脂分泌が増えて、ニキビや吹き出物、肌荒れといった肌トラブルも起こりやすくなる
- 新陳代謝が悪くなって、メラニン色素が沈着することで、シミやそばかすもできることもある
黄体期の心の変化
エストロゲンの分泌量が減少することで、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌も減り、憂鬱な気分やイライラを招きやすくなります。
- ちょっとしたことでイライラする
- 落ち込むことが増える
- 生理前はPMS(月経前症候群)やPMDD(月経前不快気分障害)などのメンタルのトラブルがでることも
まとめ
今回は、4つの時期から成り立つ生理周期についてご紹介しました。
月経期(1-6日):からだは敏感になり、心も沈みがち
卵胞期(7-12日):心身が安定していて、アクティブに動ける
排卵期(13-16):体調を崩しやすく、織物が増える
黄体期(17-28日):からだも心も不安定で、深いな症状が出やすい
まずはご自身の生理周期を把握して、自分がどの状態にあるのかを事前に知って対策をとるように心がけてみてください。
1ヶ月のうち、1日でも多く快適に過ごせる日が増えるといいですね。