男性セラピストが考えるフェムケアの必要性

「フェムケア」や「フェムテック」という言葉を数年前からよく耳にするようになったという方も多いのではないでしょうか。

私もthe CLEANESSを4年前に女性専用サロンとして以来、日々女性のからだのケアをするうちに、「女性の抱える不調は何からきているのだろう」と調べていく中でフェムケアについての知識も深まってきました。

目次

すべての女性にとって必要なケア

「フェムケア」と一言でいっても、ナプキンやサニタリーショーツ、サプリメント、セルフプレジャーアイテムもフェムケアに含まれます。そもそもフェムケアは、女性の身体特有の”ゆらぎ”を緩和するケアであって、肌を整えるスキンケア、髪を整えるヘアケアが外見のケアだとすると、「フェムケア」は女性の身体を内面から整えるケアともいえます。

生理に伴う月経不順やPMS、ライフステージによって妊娠、更年期と移り変わる身体の状態によって、心の状態がモヤモヤ・イライラしたり、わけもなく悲しくなったり、アップダウンした経験はありませんか?

そういったことをフェムケアによって緩和することができるというわけです。

性について話すことはタブー?

人間には睡眠欲・食欲・性欲という3大欲求がありますが、その中で「性欲」だけは法的にも欲求をありのままに出すことが制限されていたりします。とはいえ、その欲求を満たすことで、フィジカル的にも精神的にも穏やかさを取り戻し、ストレスを軽減するものであり、リラクゼーションを主とするセラピストの身としては、性の欲求を満たすことは「究極のリラクゼーション」だと思います。

ですが、性に関して悩みを抱える女性は非常に多く、悩みまではいかなかったとしても、パートナーとのセックスに不満を持っていたり、性生活でも何かしらの悩みを抱えている人も多いと言われています。

また、セックスだけに限らず、「女性性」に関しても、女性同士でも普段話す機会はないかもしれません。

まだまだ日本ではそういった「性」に関しての話を人にすることがタブーとされている風潮もありますが、もっとオープンに話して、悩みを聞いてもらったり、誰かに意見を聞いたりすることで悩みが解決されたり、自分以外にも同じ悩みを抱えている人がいるんだと気持ちが楽になることだってあるでしょう。

自分のからだを知ることで悩みが解決することも

いわゆる「女性特有の悩み」と言われる不調の多くは、膣や子宮のコンディションによって生じるものも多くあります。

膣や子宮への血流が滞っていたりすると、周辺から冷えていき、膣や子宮も凝り固まったり、機能が低下してしまったりするからです。フェムケアアイテムを使って膣や子宮周りの血流を促したり、温めたりすることで不調が改善されることもあります。

デリケートゾーンと言われていますが、それも自分のからだの一部。だからこそ、自分でもケアをすることで心身の不調が軽減するし、よりパートナーとのコミュニケーションも楽しむことができるでしょう。

まずは自分のからだに触れて、自分のからだのコンディションを知ることから心身のケアを始めてみるのも良いでしょう。

今から始めようフェムケア

男性セラピストの目線からフェムケアの必要性についてお話しましたが、男性とは異なりホルモンバランスによって心身の揺らぎが生じやすい女性のからだ。だからこそ、未然に揺らぎを最小限に抑え、心身のバランスを保つためにフェムケアをうまく取り入れていくことが大切だと考えています。

また性欲は人間の三大欲求の一つであり、セックスは本来人間が持つ快楽を感じるもので、そのセックスを楽しむことは人生の充実にもつながるでしょう。フェムケアはただ単に不調を改善するものだけではなく、日々の充実度をより高めるものでもあります。

フェムケアをきっかけに、ご自身の心身との向き合い方、自分の労り方、そして今抱えている心身の不調に目を向けてあげましょう。

今ある不調が当たり前になっていませんか?

辛い月経痛やPMS、月経が近くなると感じる偏頭痛…

そういった不調がいつからか当たり前になっていて、痛みや不快感を軽減させる薬に毎月頼ったりしてはいませんか?もちろん、辛い症状を我慢すべきということではありません。でも薬を飲んでもまた翌月もその不調を痛み止めを飲んでなんとかやり過ごす。それでは辛い不調は改善されることはなくて、これから先も続き、薬が手放せない状態になってしまいます。

長い人では、生理前後1週間ずつ。つまり1ヶ月の半分を何かしらの不調を感じながら過ごしている人も多く、1年として考えたら半年。さらに人生の半分を体調の悪い状態で過ごしているということになります。

男性である私がデリケートゾーンのことについて発信するのには、女性にもっと自分のこと、自分のからだに関心を持ってもらいたいという思いがあります。月経回数は、昔の女性は生涯で50回。現代女性はなんとその10倍の500回近くもの月経を経験します。

月経は内膜が剥がれて、また再生する。その繰り返しを500回もし続けるということ。だから、現代女性の子宮はものすごいダメージを受けるということ。それによって更年期障害やPMS、その他の婦人科系の疾患に悩まされる人が増えているというわけです。

でも難しいことに、同じ女性でも不調がある人もいれば、全くない人もいる。それ故に、一人で悩んでいる女性も多くいると日々女性の皆さんと話していて感じています。

月経やデリケートゾーンのこと、性のこと。それらもからだに関することであって、何か悩みを抱えていたりしたら私が知っている限りのことにはなりますが、解決の糸口を見つけるきっかけになることもこれまであったので、ぜひお気軽にご相談ください。

フェムケアは単にデリケートゾーンのケアをして女性特有の悩みを解消するだけでなく、性に関するあらゆる悩みの解決につながって、結果、より人生が充実したものになると思う。

それが男性セラピストである私が考えるフェムケアの必要性です。

the CLEANESS(クリーネス)について

メンズセラピストにすべてを委ねてアロママッサージで至福の時間を過ごす

the CLEANESSは2020年7月に東京恵比寿にオープン致しました。施術メニューは、全身のオイルマッサージ、筋膜リリース(美容整体)、ヘッドマッサージ、腸セラピー、バストアップマッサージなど、お悩みに合わせた豊富なメニューをご用意しております。

男性セラピストによる女性専用のオイルマッサージサロンとして、オープン当初から注目いただき、これまでにさまざまな雑誌メディアでご紹介いただきました。

都会の喧騒から離れる完全個室のプライベート空間

仕事やプライベートに毎日忙しい毎日を過ごす女性のために、ご用意したボタニカルテイストの非日常を味わえるサロン空間。たまには日常を忘れ、都会の喧騒から離れて、ゆっくりプライベートな時間を楽しみませんか。東京・恵比寿という立地ながらも、静かなエリアに佇む異空間でオイルマッサージを堪能したい方にぴったりな男性セラピストによる女性専用のオイルマッサージサロンです。

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