食事に気をつけるならまず調味料にこだわろう

食事に気をつけようとわかっていても、何から始めたら良いかわからない。

そんな方は、まずは調味料選びから始めてみましょう。

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日本の調味料は素晴らしい

調味料の「さ し す せ そ」はご存知ですか?何を食べるにしても、日本食なら大抵のものは下記の調味料を使用しています。毎食の食事に実は多く使われている調味料を見直すことから始めてみましょう。

調味料のさしすせそ

  • さ:砂糖
  • し:塩
  • す:酢
  • せ:醤油
  • そ:味噌

日本人に欠かせない調味料に醤油と味噌がありますが、どちらも大豆を発酵させて作られています。しかし、最近の安い醤油や味噌には発酵させていないものもあります。醤油は本来6ヶ月くらい発酵させるものですが、安いものは時間とコストを抑えるためにじっくり発酵させていないし、カラメル色素で色がつけてあります。味噌も本来は数ヶ月から1年ほど発酵させるものですが、安いものは同じくしっかり発酵させていません。

なぜ時間をかけて発酵させたものが良いかというと、発酵中に発生する生きた菌が腸内環境を整えてくれるからです。

調味料の選び方

さ(砂糖)

精製されすぎていない、ミネラルとビタミンを含んでいるものを選びましょう

し(塩)

天然塩には「にがり」の成分(カルシウムやマグネシウム)が残っていて、鉄・カリウムなど60種類以上のミネラル分が豊富に含まれているので、こちらを選びましょう。食卓塩は塩化ナトリウム99%以上で炭酸マグネシウムを添加したもので、ミネラル分は含まれていません。

す(酢)

酢は、米、麦、りんご、ブドウなどの糖質を含んでいる食材をアルコール発酵させた後、酢酸発酵させたものです。製法によって醸造酢と合成酢に分けられます。醸造酢は時間をかけて2〜3ヶ月以上かけて熟成させていますが、合成酢は科学的に合成した酢酸に水や醸造酢、化学調味料を加えて数時間から24時間発酵させたものです。もちろん、醸造酢を選びましょう。

せ(醤油)

醤油の主な原材料は、大豆・小麦・塩で、これに麴菌(きくきん)を加えて6ヶ月ほど発酵・熟成させています。安い醤油は、発酵されていません。「本醸造」と書かれているものを選びましょう。

そ(味噌)

味噌の主な原材料は大豆・麹・塩・種水です。数ヶ月から1年ほど発酵・熟成させます。安いものは加熱処理され、酵母菌・麹菌・酵素などが失われています。容器に空気穴があるものは本格的に発酵・熟成されたものなので、選ぶときの目印としてください。

まとめ

日本の調味料は、素晴らしい発酵食品であり、栄養価も高いです。調味料を変えるだけでも、化学物質の摂取を抑えられて、本物の発酵食品を摂取できます。手間ひまかけて作られた本物の調味料を使えば、からだも心も変わっていくはずです。

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