“からだの芯が硬い人”に共通する4つの特徴とは?
施術をしているとき、
「表面的には柔らかいのに、奥の方がまるで石のように硬い」
そんな感覚を受けることがあります。
筋肉をほぐしても、呼吸を整えても、
なかなか深くゆるまらない——
それが、“からだの芯が硬い”状態です。
こうした方には、これまでの経験上、共通する心とからだの特徴があります。
① 筋肉の使いすぎ、または使わなすぎ
運動をよくしている方や、反対にデスクワーク中心の方にも共通して見られるのが、筋肉の偏った使い方。
特定の筋肉を酷使していたり、反対にほとんど動かさずにいたりすると、
身体全体のバランスが崩れ、深部の筋肉にまで慢性的な緊張が染みついていることがあります。
② 過度のストレス
心にストレスがかかると、身体は交感神経優位になり、常に戦闘モードに入ります。
一見リラックスしているように見えても、奥の筋肉はずっとスタンバイ状態。
肩や首だけでなく、腰、背中、お腹といった“身体の核”に硬さを感じるケースも珍しくありません。
③ 不安や悩みを抱えている
日常的に不安や悩みを感じていると、呼吸が浅くなり、無意識のうちに身体が縮こまります。
背中を丸め、胸を閉じ、内臓を守るような姿勢になることで、
身体はまるで「心を守っている」ような反応を示します。
特に、何かを“言いたくても言えない”状況にある方の身体には、そんなメッセージが現れやすいです。
④ 長年、抱え込んできたものがある(無自覚な緊張)
もっとも深く、本人さえ気づいていないケースが多いのがこのタイプです。
たとえば、
- 「ずっと頑張らなきゃ」
- 「甘えてはいけない」
- 「ちゃんとしていなきゃいけない」
そんな“思い込み”や“心のクセ”が、長い年月をかけて身体にしみ込み、芯を緊張させたまま維持していることがあります。
こうした方の身体は、最初は反応が薄くても、
じっくり向き合う中で少しずつ緊張がほどけてくることがあります。
ただ施術による外からのアプローチだけではなく、カウンセリングやコーチングを受けながら紐解いていき、思い込みや心のクセをまず自身で認識することが大切です。
本人にとっては、そういったクセは身体にしみ付いてしまっているため、自身で紐解くことは難しかったりします。
「硬さ」は、あなたが“自分を守ってきた証”
ここまで読んで、「私はダメなんだ」と思わなくて大丈夫です。
むしろ、その硬さはあなたがこれまで何かを抱え、乗り越えてきた証でもあります。
だからこそ、
責めるのではなく、ねぎらってあげてください。
「今まで、よく頑張ってきたね」と。
施術とは、“ほぐす”こと以上に“気づく”こと
セラピーの時間は、ただ身体をゆるめるだけでなく、
「自分ってこんなに緊張してたんだ」と気づく時間でもあります。
その気づきが、やさしい解放のきっかけになることもあるのです。
最後に
the CLEANESSでは、そうした「芯の硬さ」や「深い緊張」にも丁寧に向き合う施術を心がけています。
表面的な癒しだけではなく、本来の自分に戻る時間を大切にしたい方にこそ、
そっと寄り添えたらと思っています。