大人になってもバストは大きくなるのか

「バストのハリ弾力がアップするとテンションが上がる」

先日バストケアを受けていただいた方がそうおっしゃっていて、やはり女性にとってバストのコンディションはメンタルにも影響するんだと理解しました。

バストがふっくらしてくるとボディラインにメリハリが生まれ、スタイルも良く見えます。胸が大きいことにはメリットがたくさんありますが、実際のところバストアップを目指そうとした時、何をすれば効果的なのでしょうか。

今回は胸が大きくなるメカニズムに触れながら、バストアップのためのセルフケアについてご紹介します。

バストが大きくなるメカニズム

バストは女性ホルモンの分泌が活発になることで大きくなるといわれていて、分泌が特に活発になる思春期に胸が大きくなる女性が多いです。女性ホルモンが分泌されればされるほど胸は大きくなりますが、女性ホルモンの分泌量には個人差があります。

過度な運動やダイエット、また恒常的なストレスなどは、女性ホルモンの分泌を妨げる要因となるため、例えば思春期に知人・友人関係や家庭環境、受験などでストレスを受けると、胸が成長しにくくなるのです。

また、バストの大きさの約30％は遺伝で決まるともいわれています。母親の胸が大きければその子どもの胸も大きくなる可能性がありますし、逆も然りと言えるでしょう。

なお、バストの約9割は脂肪で構成されているため、体重の増加によっても胸が大きくなる場合があります。

大人になってからもバストは大きくなる？

上で胸が成長するのは主に思春期であるとお話しましたが、大人になってからもバストが大きくなることはあるのでしょうか。

結論、「ある」といわれています。

大人になってからバストが大きくなる要因として挙げられるのは、体重の変化です。

前述したようにバストの約9割は脂肪で構成されており、バストはもともと脂肪や水分を溜め込みやすくなっています。したがって、体重が増えると必然的にバストの脂肪も増え、結果的にサイズアップするということが考えられるのです。

またホルモンバランスの変化によっても、大人になってからバストが大きくなる可能性があります。

例えば、生理前になるとバストが張ってブラジャーがきつくなるという経験をしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

これは排卵後に分泌されるプロゲステロンという黄体ホルモンによるもので、このホルモンは妊娠に備えて体が子宮のコンディションを整えようとすることによって分泌されます。

この作用によって乳腺が刺激されて胸が張ったように大きくなりますが、こちらは基本的に生理の開始とともにおさまってしまうものであるため、根本的なバストアップとは言いにくいかもしれません。

ですが、バストケアの施術をしていると大人になってもバストは大きくなるというより、ハリや弾力が出ることは十分あり得ると私は考えています。

「男性セラピストによる施術は、女性ホルモンの分泌を活発にする」とよく言われていますが、当サロンのお客さまでも全身のトリートメント後、または翌日に肌にハリ艶が出ていたといった声をよくいただきます。

また、実際にバストケアした方の多くは、施術直後に「すごい！バストに張りが出てる！」「ブラの着け心地が全然違う！」といったように変化を感じられています。

バストを大きくするにはどうしたら良い？

それでは、体重の増加でもなく、一時的でもないバストアップを叶えるにはどうしたら良いのでしょうか。必要なケアとバストアップに重要な生活習慣についてご紹介します。

マッサージによる血行促進と姿勢改善

マッサージには、疲労回復効果だけでなく、血液やリンパ液の流れを良くする役割があります。

血液の巡りを良くすることで、バストアップに必要な酸素や栄養を届けることができます。また、猫背や巻き肩といった悪姿勢は、見た目が悪く見えるだけでなく、バストにとっても良くない環境です。そういった悪姿勢ではバスト部分にある大胸筋が縮こまった状態のため、筋肉が硬直して血流悪化を招きます。

日常的にマッサージをすることによって筋肉の硬直を防ぎ、バストが育つ環境を作りましょう。

生活習慣の改善

生活習慣の改善も、バストアップを目指すためには重要です。

仕事や家事などが忙しい方はなかなか難しいかもしれませんが、特に睡眠の質には気を使いましょう。

成長ホルモンは寝ついてから3時間（深く眠っている時間）の間に大量に分泌され、浅い眠りの時間が多い後半ではほとんど分泌されなくなります。つまり、眠り始めの3時間でいかに深く眠るかが重要ということ。

深く眠ることができれば、肌の再生が活発になったり、成長ホルモンが分泌されやすくなったりと、人間のからだづくりにとってたくさんのメリットを得ることができます。

食生活の改善

食事から適切な栄養素を摂ることも、バストアップを目指す上で欠かせません。

女性ホルモンに関係する植物性エストロゲンを含む大豆イソフラボンは、豆乳や豆腐、納豆、味噌などに多く含まれるため、積極的に摂ってみましょう。

1日に一気に摂取しようとすると栄養バランスが崩れてしまうのはもちろん、肌や他の臓器に影響が出てしまう可能性もゼロではないため、他の栄養素とバランス良く摂取することが重要です。

姿勢の改善

現代人はパソコンやスマートフォンを操作する時間が多く、猫背になりがちです。実は猫背は、常に胸が垂れている状態。試しにわざと猫背の体勢をとってみてください。

背中を丸めて首を前に出す姿勢になると、自然と胸が下に垂れるのを実感できるのではないでしょうか。

猫背などの姿勢はバストの形を崩す悪い習慣です。

仮にバストのサイズ自体は大きかったとしても姿勢が悪いだけで美しくないバストに見えてしまうため、日頃から肩甲骨を寄せるイメージで胸を張りましょう。良い姿勢をキープすると、バストトップの位置も変わるはずです。

ナイトケア

意外と怠りがちなのが、ナイトケアです。

具体的に何をすれば良いのかというと代表的なものは「就寝時にナイトブラを着ける」というものですが、しっかりとナイトブラを着けて寝ている方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか。

昼間は欠かさずブラジャーを着けるけれど、夜は特に何もしないという方もいらっしゃるでしょう。

夜、寝る時に何も着けずに横になってしまうと、脇側やお腹側、鎖骨側など、寝る体勢によって胸が四方八方に寄ってしまい、バストアップどころか形が崩れてしまいます。

就寝用のナイトブラを着けることで、バストの形を正しい位置にキープしましょう。伸縮性と通気性があるものを選ぶと快適に寝ることができます。

the CLEANESSのバストケア

当サロンのバストケアの詳細＆ご予約方法については下記に記載しております。